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厚生労働省 平成29年度の児童虐待対応件数等を公表

2018.09.11お知らせ

児童相談所における虐待対応件数過去最多

平成29年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は、速報値として13万3778件(前年度比1万1203件増)と公表されました。
これは、過去最多で、統計を取り始めた1990年度から27年連続で増加しています。

虐待の内容別では、「心理的虐待」が7万2197件と最も多く、次いで、身体的虐待が3万3223件、ネグレクト(養育の放棄・怠慢)が2万6818件、性的虐待が1540件でした。
※「心理的虐待」・・・子どもの前で父親が母親に対して(その逆も)暴力を振るう「面前DV」や暴言を浴びせるなどの行為

また、平成28年度の虐待による死亡人数(心中以外)は49人で、死亡した子どもの年齢は0歳児が32人と最も多く高い割合を占めております。その中でも月齢「0か月」が16人でした。主たる加害者は実母が最も多い30人で、全体の61%を占めております。
※子ども虐待による死亡事例等の検証結果(第14次報告)

他に公開された調査(居住実態が把握できない児童)についてその児童数は、調査対象児童1,183人のうち28人でした(平成30年6月1日現在)。なお、昨年度調査で居住実態が不明な児童は28人(平成29年6月1日時点、調査対象児童数1,630人中)であり、そのうち8人が本年度も引き続き居住実態が把握できなかった児童として28人に含まれています。

出典:厚生労働省報告書 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000173365_00001.html
統計データ(グラフ):http://www.orangeribbon.jp/about/child/data.php