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2017.06.07お知らせ
理事長の吉田恒雄が、衆議院厚生労働委員会で意見を述べました
5月30日、吉田理事長が衆議院厚生労働委員会で、児童福祉法等の改正に関して参考人として意見を述べました。
今回の改正法案は、虐待された子どもを児童相談所が一時保護したり、その親に対して指導する場合に裁判所が関与する仕組みを設けることが内容とされています。
また、子どもが児童福祉施設等で保護されているときに、虐待した親が子どもにつきまとったりすることを禁止する命令をすることができる範囲を拡大することで、これまで以上に子どもの安全を確保できる制度とすることも目的とされています。
一時保護や親への指導は、子どもの保護を目的に行われますが、それが同時に親や子どもの権利制限にもつながります。そこで、公平で中立の立場にある裁判所が、児童相談所の対応をチェックし、その結果を踏まえて児童相談所が親に関ることで、親による養育が適切に行われるようにすることが目指されています。
この改正法案は、今国会〈第193国会〉での成立が予定されていますが、今後は、改正された制度を十分に活用し、虐待された子どもの保護が図られ、親による養育が十分に行われるようになることが期待されます。
当日の意見陳述の様子は、下記のサイトをご覧ください。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=47275&media_type=