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2022.12.07活動報告
私たち一人ひとりに何ができるか
~子ども虐待防止のための市民ミーティング~
主催:児童虐待防止全国ネットワーク
日時:2022年12月3日(土)10:00~12:00
場所:日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
参加人数:13名
はじめに当ネットワーク理事長の吉田より当団体の活動内容や展開について紹介しました。次に、児童福祉法等一部を改正する法律の概要、こども家庭センター設置について、子育て家庭への支援事業、児童虐待の実態と児童相談所での対応件数、近年起こった虐待死事件をふまえた虐待としつけについての基本的な考えを理事の高祖より共有いたしました。
情報共有後は、「虐待の事件等をとおして思うこと」「自分にできること、私たちにできること」についてグループ内で話し合い、全体共有をしました。その中で寄せられた声をいくつかご紹介します。
【虐待の事件をとおして思うこと】
・虐待といっても親、子どもなど立場によって見方が変わってしまう。
・窓口がわかるだけでも違うのではないか。
・虐待の現場に実際出会ったことがないので、そういう場面に遭遇した時に、当事者の子どもや親にどうアプローチすればいいのかわからない。
・虐待を受けている子どもが、実際に自分が虐待を受けているということに気づいていない可能性があるのではないか。
・親に心の余裕がないのではないか。 親の負担を減らす方法はないか。
【自分にできること、私たちにできること】
・それぞれ自分の意見を持っているので、それを周りの人に話して広げていくこと。
・専門機関への連絡、相談をすることで発見の機会が増えるのではないか。
・妊娠の時期から関わってあげる。親が孤立していて相談できない可能性があるので、接する機会があれば何気ない一言をかけてあげたい。
今回久しぶりのリアル開催でしたが、お子様連れのお母さまや大学生の方などさまざまな方にご参加いただき実りある話ができました。
今後も継続的にこのような話し合いの場をもちたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。