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令和元年度 高校生のための無料出前講座を開催しました

2020.03.09活動報告

高校生のための無料出前講座「主役は高校生 子ども虐待防止を学び、話し合い将来につなぐ」

しが.jpg主催 :  特定非営利活動法人 子どもの虐待防止ネットワークしが

共催 :  特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク

開催期間 : 2019年6月~2020年3月


子どもの虐待防止ネットワークしが(CAPNeSキャプネス) は、子どもにかかわっている人々が手をつなぎ、子どもの虐待防止に取り組む団体です。

大変重くプライバシーにも関わるテーマではありますが,2017年度より毎年「子どもを虐待から守る次世代育成プロジェクト」の一環として高校生を対象に出前講座を行ってまいりました。
準備段階から先生方とも慎重に配慮を施し、アニメ動画を教材に用いて話し合い活動の授業展開を体験しました。

アンケート調査のの結果から、講座の時間には意見を発言しにくかった生徒さんも、これをきっかけに、自分自身の中でこの問題を前向きに考えはじめ心を留めるようになったようです。
80%近くの生徒さんが子ども虐待防止について考えることができて良かったと回答しており、以下のような感想を出してくれました。

 ★虐待は誰にでも起こりうることで、身近なことです。決して、他人ごとと思えない。

 ★虐待をする親だけが悪いのではなく、親も悩み、苦しんでいる。

 ★虐待の場面に遭遇したら自分はどんなことが出来るのだろう。

 ★虐待では暴力による痛みよりも心の傷のほうが大きい。

 ★子も親も自力では脱出できない。周りの人に助けを求めよう。

 ★すべては孤独から起こります。周りの状況を気遣う、心の余裕を持ちたい。

などなど、講座をきっかけとした学びがありました。

今年度は、県内の5校に実施することができ、生徒たちは予想以上に熱心に受け止めてくれました。