赤ちゃんの感情は、未分化なので、「快と不快」からスタートします。赤ちゃんは泣くことで、不快を表現します。動物と違って人間の赤ちゃんは自分で食べ物を探し食べることができません。泣くことで、自分の困った状況を伝えるのは、生きる力なのです。
おむつを替えても、授乳しても、抱っこしても、赤ちゃんはどうしても泣きやまないこともあります。大人でもそうですが、赤ちゃんも泣きたいことがあるのです。赤ちゃんに泣かれて辛い場合には、赤ちゃんをベビーベッドなど安全な場所に置き、少し離れても大丈夫です。どうしても辛かったら、ママ友やパパ友、祖父母などに相談したり、最寄りの保健センター又は保健所、あるいは地域の家庭支援センターに相談してみましょう。
赤ちゃんは具合が悪いときにも、泣いたりぐずります。普段と違う様子が見られたら、小児科で相談してみましょう。地域の小児科医も、子育ての相談に応じてくれるはずです。
※発熱、頭をぶつけた、嘔吐、けいれんなど判断に困ったとき、また、休日や夜間、子どもの症状についてどうしたらよいか困ったさき、電話で相談できます。小児科医師・看護師からのアドバイスを受けられます。
赤ちゃんが泣きやまなくても、前後に強く揺さぶるのはNGです。赤ちゃんの軟らかい脳にダメージを与えてしまうことになります。
動画「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~」
電車や飛行機、または公共の場で赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。周囲の方は温かい目で見守ってください。可能なら「赤ちゃん泣いて、大変ですね。大丈夫ですよ」などと声をかけてみましょう。