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2024.07.08お知らせ
子ども虐待防止オレンジリボン運動「公式ポスターデザインコンテスト2024」に多数のご応募を頂きまして誠にありがとうございました。
今年度も幅広い層の方々から、一般部門とユース部門、あわせて725点(一般:523点、ユース:202点)の作品が寄せられました。
どの作品も作者の想いや願いが込められた素晴らしい作品ばかりで、子ども虐待防止への意識が高まっていると感じられます。
審査員および共催企業・団体様による厳選なる選考会において、各賞が決定しましたので、今年度の受賞作品について発表いたします。
公式ポスターの部
・最優秀賞1名
・優秀賞1名
・オレンジリボンサポーター賞1名・・・最終選考作品の中からサポーターによるWEB投票にて決定
ユース部門(中学生以下)
・ユース最優秀賞1名
・ユース優秀賞2名
特別賞
・企業・団体賞、東京都福祉局長賞・・・9名
なお、このコンテストは、主旨にご賛同いただいた支援企業・団体の皆様と共催し、実施しております。
受賞されましたポスター作品は各企業・団体様オリジナルのオレンジリボン啓発ポスターとして、幅広く活用されます。
授賞式の様子
<審査員による審査>
駿河台大学 メディア情報学部 教授 | 城井 光広 氏 |
株式会社電通 BXCC ARデザイナー | 道寄 浩美 氏 |
全国児童養護施設協議会 会長 | 桑原 教修 氏 |
読売新聞東京本社 社会保障部 編集委員 | 二階堂 祥生 氏 |
児童虐待防止全国ネットワーク 理事長 | 吉田 恒雄 |
2万6千名を超えるサポーター |
赤岩 有希 様 |
子育てをしながら地域の「つながり」について色んな事を日々考えています。 この度は、このような素晴らしい賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。 |
佐々木 美樹子 様 |
笑顔の輪をオレンジリボンで繋げよう。 この度は私の作品を優秀賞に選んでいただき有難うございました。
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大谷 博之 様 |
この度は「オレンジリボンサポーター賞」に選んでいただきありがとうございます。 7人の子どもの中で、一人の子どもだけがグレーで下を向いて描かれ、困ったことがあるかもしれない子どもへの周囲の気づきの必要性をさりげなく訴えている点が評価されました。 |
<ユース最優秀賞>
多久島 愛唯 様 |
最優秀賞がいただけるなんて思ってもいなかったのでとてもうれしいです。私は子どもの命が大切にされるよう親と子の手を重ねて描きました。リボンをハート形にすることでこの世の中に愛情があふれてほしいという思いをこめました。ポスターをつうじてみんなが優しい気持ちになればうれしいです。 シンプルにオレンジリボンを持った子どもとお父さん、お母さんの3人の手に絞った表現がすばらしい。大人でも表現できないような描写力に目をひかれました。手の色味を引き立たせるための背景のぼかした青や緑も全体的に明るい表現にできた要因でしょう。リボンや黄色のバックのグラデーションもきれいに描けています。 |
<ユース優秀賞>
阿南 夕涼 様 |
素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。虐待を受けている子どもたちの中で、助けを求めている人がいるならば、少しでも早く気づき、虐待のある社会を減らしたいという願いを込めて応募しました。小さい子どもほど助けを求めて恐怖を感じながら過ごしていると考えると、誰か一人でも気づく人がいることは大切だと感じました。このポスターを通して、虐待のある社会を子どもが笑顔になる社会へつながることを願っています。 明るく元気な子どもにみえても、もしかしたら虐待を受けているかもしれません。「たすけて」がいえない子どもがいることに心を痛め、そうした子どもに気づいてほしい、そして共に笑顔になってほしいとの思いから、この作品が描かれたとのことです。その気持ちが十分に伝わってくるような作品になっています。 |
<ユース優秀賞>
漆谷 秀仁 様 |
ぼくのえがえらばれてすごくうれしいです。 母の視点から、子供達は日々の悲しいニュースをどんな思いでみているだろうと考えてしまいますが、この作者さんは一人のお子さんの立場から、どうすればこの社会がよりよくなってくれるかを素直に考え、具体的に表現してくれました。その取り組みと視点に、大人であるわたしたちにも勇気を与えてくれます。素晴らしい作品をありがとうございました。 |
<東京都福祉局長賞>
山田 倭華 様 |
周りの大人が気づかないところで虐待は起こっています。しかし、虐待を受け、悩みを抱えていても、なかなか助けを口に出すことができない子どももいます。子どもが心に秘めた助けを求める小さな声に気づき、耳を傾けること、寄り添ってつながりを持つことの大切さをテーマに制作しました。 この度は素晴らしい賞に選んでいただき、ありがとうございます。子どもの中には、大人に迷惑をかけてはいけないと悩みを抱え込んでしまう子も多くいると思います。その子たちを助けたい、気づいてあげたいという思いからこのポスターを制作しました。ポスターを通じて、なかなかSOSの声を出すことができなかった子どもも大人も、勇気を出して不安を打ち明けるきっかけになればと思います。 糸電話を通して、子供のメッセージを受け止める大切さを上手く表現している作品です。 |
<株式会社アイビー化粧品賞>
山崎 加奈未 様 |
作品名は「子供たちの笑顔咲く未来をつくる」です。 この度は素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。今回のポスター制作は改めて子供虐待について考える機会になり、周囲の小さな支援で救われる人がいるのだと知ることができました。助けを求めたり、手を差し伸べたりするのはとても勇気がいることですが、オレンジリボン運動への関心が少しでも広まり、子供たちに虐待のない明るい未来を繋いでいけることを願っています。 オレンジリボンのあしらわれた花を持つ子どもの明るい表情が印象的な作品です。オレンジリボン運動が広めていくことで、世の中を子どもたちの笑顔にあふれるものにしていきたいという作者の気持ちが伝わってきます。 |
<公益財団法人SBI子ども希望財団賞>
柴田 明澄 様 |
作品に描かれた二匹のクマは「保護者」と「子ども」であり、また「社会」と「子育てに悩みを抱える人」でもあります。虐待防止には、子ども自身や子育てに悩みを抱える人が、自分は決して孤独ではないと気づくことが大切だと伝えたいです。 この度は素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。
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<株式会社コミットコーポレーション賞>
田辺 望 様 |
それぞれの家庭を窓の形で表現し、中央に虐待が起きている家庭、周りに手助けするご近所さんを配置しました。 この度は素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。 隣の家から連日子どもの激しい泣き声が聞こえていたのですが、いざ自分が通報することを考えたときに「もし虐待ではなかったらどうしよう」といった感情が沸きました。結局通報することにしましたが、躊躇される方は多いと思います。「おせっかい?いいえ大事な手助けです。」というフレーズはそういった方々の気持ちを後押しする力になると感じました。また中心に描かれている母親の表情は怖いだけでなく涙が描かれていることから、子どもだけを救うのではなく母親も救うことになるという肯定感を感じることができます。 |
<株式会社GSクラフト賞>
大友 淳 様 |
地域内で、一人一人が思いやりを持って接することで子供達のちょっとした異変に気づく事ができる。 この度は、このような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。大変光栄に思うと同時に、私自身も子を守る親としてこの賞に相応しい行動を心がけたいと、改めて感じました。
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<全国遊技機商業協同組合連合会賞>
荒木 凪沙 様 |
児童虐待について考えたときに真っ先に思い浮かんだのが「作り笑いをしてしまう子供」のことでした。虐待を受けている子供たちが親の機嫌を取るためではなく、あるいは何でもないと取り繕うためでもなく、本当の意味で「こころ」から笑えるようになってほしいという願いを込めて制作しました。 この度は素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。いかなる理由があれ、親として責任と愛情をもって子供を育てるご家庭が増えることを願っています。 安心した様子がうかがえる子供の笑顔の描写が、目に留まり、温かみのあるオレンジの優しい色彩と共に、ポスターを見た方に対して印象の残る作品と考え、選定いたしました。 |
<大和商事株式会社賞>
木下 結心 様 |
私はまだこどもなのでおとなの気持ちを全て理解することができませんが、おとなも褒められたいときがあるんじゃないかなと思いこのポスターを制作しました。こどももおとなもみんなたくさん褒め合えれば生きやすくなるのになと感じます。あとは母親がこどもを撫でたり抱きしめるポスターはよく見かけますが、逆に子どもが母親にというものがないなと思ったのも今回制作した理由のひとつです。 この度は大和商事賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。私はまだこどもなので、大人目線ではなく子ども目線から見た虐待防止のポスターを描きました。大人はなんでも当たり前のようにこなしますが、それはきっと当たり前じゃないんだろうなと思い、「えらい、えらい」をキャッチフレーズにしました。このポスターが誰かの力になれたら幸いです。 ある意味虐待問題の被害者でもある母親も描かれており、又、前向きで勇気付けるような明るいメッセージ性が好印象でした。 |
<日本労働組合総連合会賞>
木下 結心 様 |
子育てはお母さんだけじゃない。お父さんもいるし近所の人や地域の人だってたくさんいる。そのことを改めて知ってもらいたくてこのポスターを制作しました。どうしても頑張りすぎると周りが見えなくなってしまうことってよくあるので、ひとりじゃないんだよと言うことを伝えられたら嬉しいです。イラストはシンプルだけどわかりやすさを意識しながら描きました。 この度は日本労働組合総連合会賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。1人の子どもを育てるということは想像以上に大変なことだと思います。なのでその不安を1人で抱えなくていいということを伝えたく、このポスターを描きました。このデザインのように、みんながパズルみたいに繋がってくれていたらいいなと思います。 「繋がり」をパズルで表現したアイデアやデザイン性の高さにより、見るものに対してストレートにメッセージが伝わる作品だと思いました。 |
<東日本遊技機商業協同組合賞>
山本 そらの 様 |
一人ひとりの関心をテーマにしました。 東日本遊技機商業協同組合賞」にお選びいただいたこと、誠にありがとうございます。 一人一人が自分なりの形でリボンを作り、そのリボンの輪があたたかく繋がり広がることをイメージしました。リボンの輪が広がることは、「理解」と「相談できる場所があることを伝えることや知ること」に繋がると考えます。 大人も子供もみんなが笑顔で暮らせることを願います。 そして、自分自身そのために何ができるのかをこれからも考えていきたいです。 とても暖か味のあるタッチで、親しみやすいイメージが持てる作品で、オレンジリボン活動をぜひ知っていただきたいという意図が表れていることも啓蒙効果として印象を引き出す上では重要であると感じ、この作品を選定させていただきました。 |
駿河台大学 メディア情報学部 前年を超える応募者があり完成度もさらに高く、一般528点、ユース作品193点から選考していくのは至難の業でした。一般作品はまず116点に絞り、そこから審査員と運営スタッフ補助の元で20点ほどに絞り込み、絵やイラスト、コピーを精査していきます。最後に過去の作品を確認しながら、さらにトップ5点ほどに絞り、最優秀賞、優秀賞を決定しました。毎年レベルが上がり、審査は何度も見直すことも多く、とても集中力を要しました。最優秀賞のポスターが活躍することはとても期待していますが、今回も応募していただいた方の力の入れようから、その関係者からもオレンジリボン運動が広がり認知されていくことが想像できました。それにしても優秀な作品が多かったので、デジタルサイネージのような媒体で、50点くらい観てもらいたいくらいでした。 |
株式会社電通 本年度も「社会全体で親子を守っていこう」という温かい視点を持って表現された多くの作品に出会えました。毎年、審査員としても一人の母として大変心強く感じております。作品のレベルも年々高くなってきておりますが、今回は、技術面だけでなく、ご自身がどのような立ち位置から気づきや問題意識を持って作品にしておられるか、という視点から作品を選ばせていただきました。そのなかで「こういう社会をみんなで築いていこう」という想いを共有できる作品に出会えました。我々、そして社会にも勇気を与えてくれる多くの作品に出会えましたことに、心から感謝申し上げます。 |
読売新聞社東京本社社会保障部 つらい思いをしている子どもに、できるだけ早く救いの手を差し伸べよう。子育てを支えることで、虐待を未然に防ごう。寄せられた作品のメッセージを大別すると2つに分かれると思いますが、言うまでもなくどちらも大変に重要であり、1つ1つの作品から作り手の強い思いが伝わってきました。どれも素晴らしく、「優秀作品」を選んでいいのだろうかと思ったほどです。 |
児童虐待防止全国ネットワーク 今回は応募作品数が全体として増加し、とくにユースの部の増加が顕著でした。作品数だけでなく参加校数も増え、学校での関心の高まり、取り組みの広がり徐々に進んでいることを実感しました。全体の傾向として、虐待の悲惨さを強調する作品はほぼなくなり、子どもの笑顔の大切さ、地域で子どもを温かく見守り、育てることの大切さを訴える作品が目立ちました。「子どもと子育てにやさしい社会」「一人ひとりができることをして虐待のない社会」を実現しようという、当ネットワークの目標が明るいイメージで表現され、ポスターを見た人を和ませてくれることと思います。 |
東京都福祉局 様 選定させていただいた作品に限らず、ご応募いただいたいずれの作品からも、作成者の児童虐待防止に対する真剣さ・熱意が切実に感じられ、非常に有意義な選考作業になりました。 |
株式会社アイビー化粧品 様 今年もポスターコンテストにはたくさんの作品が寄せられ、児童虐待に対する問題意識のさらなる高まりを感じました。また、子供から大人まで広い年齢の方が参加されていることから、どの作品からも児童虐待を社会全体で解決していかなければいけない問題であると考えている強い意志が伝わってきました。 |
公益財団法人SBI子ども希望財団 様 例年に違わず、今回も素晴らしい作品が多かったです。 |
株式会社コミットコーポレーション 様 虐待の相談対応件数が32年間連続で増えていることを考えると辛い気持ちになりますが、相談件数が増えているということはオレンジリボン運動の効果の表れとも言えると思います。今年もポスターコンテストに応募された方の年齢は幅広く、若年層からの視点や高年層からの視点によってオレンジリボン運動の捉え方も多様で選定に迷いましたが、原点に立ち返り当事者意識を持って選定させていただきました。 |
株式会社GSクラフト 様 今年もオンライン審査会を開催いただきありがとうございました。 |
全国遊技機商業協同組合連合会 様 今回の候補作品である116作品は、オレンジリボンが児童虐待の無い社会を目指す活動の中で、子供たちの沢山の笑顔や、オレンジリボンと手が結びつくなど、つながりを感じさせる作品が非常に多く、オレンジリボンが意図するテーマを強く感じました。 |
大和商事株式会社 様 年々若い世代の作者が増え、今後のオレンジリボン運動への関心や接点を増やす良いきっかけにもなっていると思います。加えて「児童虐待」というテーマの個々の解釈から描写、デザイン力の多様性を感じる今回の作品たちでした。それと全体的に気になった点が一つありまして、それはともすれば虐待の当事者にもなりえる「父親」の描写が少ないかなと思います。デザインする方としては描きづらく訴求力も弱く感じるのかもしれませんが、違ったアプローチにもなるかもしれないのでちょっと見てみたい気がします。 |
日本労働組合総連合会 様 今年度の応募作品は例年以上に目を引く作品が多く、作者の「児童虐待をなくしたい」という強い思いが伝わってきました。選考の際に意見が割れるなど一つの作品を選ぶことが非常に難しかったです。15回目の共催となりますが、今回も素敵な作品に巡り合うことができましたので日本労働組合総連合会の本部や加盟組織をはじめ、多くの職場でポスターを掲示するなど、児童虐待のない社会の実現に向けた啓発活動に精力的に取り組んでまいります。 |
東日本遊技機商業協同組合 様 毎年、コンテストに参加させていただいておりますが、今回もとても素晴らしい作品が多く、選定を行う役員が事務局からいただいた作品集を何度も見返し、それぞれが候補作品を選び、役員間で意見交換を行いながら5作品、さらに2作品を選んでおりますが、今回も中々決まらない議論が展開されました。 |
過去の受賞作品
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2022年度 公式ポスターコンテスト 受賞作品 発表ページへ |
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