子ども虐待防止オレンジリボン運動「公式ポスターコンテスト2018」に多数のご応募を頂きまして誠にありがとうございました。
今年度も幅広い層の方々から、一般部門とユース部門、あわせて400点近くの作品が寄せられました。
どの作品も作者の想いや願いが込められた素晴らしい作品ばかりで、子ども虐待防止への意識が高まっていると感じられます。
今年度の受賞作品について発表いたします。
審査員による厳選なる選考会において、各賞が決定しました。
・最優秀賞1名
・優秀賞1名
・ユース賞(中学生以下)1名
・オレンジリボンサポーター賞1名・・・最終選考作品の中からサポーターによるWEB投票にて決定
また、自治体・共催企業・団体様による厳選なる審査の下、
・特別賞(東京都保健福祉局長賞)
・企業・団体賞10名
が決定しました。
なお、このコンテストは、主旨にご賛同いただいた支援企業・団体の皆様と共催し、実施しております。
受賞されましたポスター作品は各企業・団体様オリジナルのオレンジリボン啓発ポスターとして、幅広く活用されます。
授賞式の様子
<審査員による審査>
全国児童養護施設協議会 会長 |
桑原 教修 氏 |
読売新聞東京本社 社会保障部 部長 |
岡部 匡志 氏 |
児童虐待防止全国ネットワーク 理事長 |
吉田恒雄 |
児童虐待防止全国ネットワーク 理事 |
高祖常子 |
<オレンジリボンサポーター賞>
15,000名のサポーター
吉田菜々子 様 |
こどもたちの平和を守るには、こどもたちだけではなく、虐待をしてしまいそうな、あるいはしてしまった大人への心のケアも大切な事だと考え、「親が自分で電話をしてもいいんだ」ということを、こどもたちのお父さんお母さんにも伝えたいと思い制作しました。こどもも大人も、つらい思いを一人で抱え込まず、周りに相談できるようになれることを願っています。
この度は、素晴らしい賞をいただきまして、本当に嬉しく思います。 オレンジリボンのHPを見て「大人も相談していいんだ!」ということを私自身、はじめて知りました。もっとたくさんの人に、その事を知ってもらい、このポスターがこども達と、大人の心も救えるきっかけになることを願っています。
「189」の共通ダイヤルの役割について、通告だけではなく相談電話の役割も果たしていることがわかりやすく表現されています。
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<東京都福祉保健局長賞>
<アイビー化粧品賞>
No Image
山口ひかり 様 |
子ども虐待のない、健やかに成長してほしいというテーマをもとに制作しました。 この作品を見て少しでもオレンジリボン運動のことを知ってくださる人が増え、1人で抱え込まず、家族一緒に成長するきっかけにしたいです。
この度はアイビー化粧品賞をいただき誠にありがとうございます。 私のポスターでオレンジリボン運動のことを知っていただき、そして一人でも多くの子どもと両親が笑顔になることを願います。
家族の絆をリボンを結んで表現していることが、シンプルでわかりやすく、伝わりやすいと感じました。
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<SBI子ども希望財団賞>
岩永雄 様 |
オレンジリボンでみんながつながり、柔らかなリボンで子どもをやさしく包み込むようなイメージで制作しました。 オレンジリボン運動がより社会に認知され、子ども虐待のない社会を期待したいです。
この度は「SBI子ども希望財団賞」というすばらしい賞をいただき、たいへん嬉しく思っております。 今回のポスター制作にあたり児童虐待について深く考えると共に、このオレンジリボン運動によって児童虐待が少しでもなくなり、いきいきと人生を歩む子どもが一人でも増えることを心より願っています。
オレンジリボン運動のメッセージがストレートに伝わっていて、シンプルでありながら立体感、陰影の表現に高度なデザイン性を感じました。私たちが展開するオレンジリボンの活用方法にも適していました。
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<コミットコーポレーション賞>
魚住亮次 様 |
辛い思いをしている子どもはもちろん、虐待行動をとってしまっている人も、自分でもどうしていいかわからず苦しみながら傷つけてしまっているのではないか。そんな子どもや親に手を差し伸べ、笑顔にできるオレンジリボン運動が広まればいいなという思いを込め、母親と子どもが笑顔で笑い合っているポスターにしました。
この度はすばらしい賞をいただき、誠にありがとうございます。 今回のポスターを制作するにあたり、オレンジリボン運動という活動を知るきっかけにもなりました。今後多くの方にオレンジリボン運動を知ってもらい、そしてこのポスターが手を差し伸べる勇気やきっかけになり、少しでも多くの笑顔の助けになってくれることを願っています。
今回は、本来あるべき幸せな親子というポジティブイメージから虐待防止を訴える作品を選ぶことに注力しました。母親が子どもを包み込む手をオレンジリボンに見立てた構成は、オレンジリボン=虐待防止ではなく、オレンジリボン=親子愛 というポジティブなイメージを感じ取ることができました。 また、「笑顔を結ぶ」というキャッチフレーズもリボンを連想させられました。
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<GSクラフト賞>
柴山桃子 様 |
老若男女、たくさんの人々が手を取り合って運動を広げていけたら、という想いを込めてポスターを制作しました。 クレヨンのタッチで、親しみやすさを表し、リボンをキャッチコピーの文字に取り入れました。
この度は賞をいただきまして誠にありがとうございます。 子どもも大人も関係なく、様々な人々が手を取り合ってオレンジリボン運動の輪を広げていけたらと思います。大きく広がった輪の中で、子どもたちが笑顔になれることを願っております。
親と子をビジュアルにしたポスターが多い中、老若男女、手を取り合っている姿が目に留まりました。全員が対象者であること、見た方々が自覚を持っていただけるようなポスターであると感じました。可愛いタッチのイラストの中にも強い訴求力を感じ取れる作品に共感し、選定しました。
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<全国遊技機商業協同組合連合会賞>
鷲北千夏 様 |
ダイヤル番号を知っている人はさほど多くないとかんじ、オレンジ色のリボンと189という番号がセットとして印象に残ること、また、それが子どもと子どもを取り巻く人たちのものであることが伝わるデザインを考えました。
賞を頂戴いたしましたこと、とても嬉しく思います。 このデザインは遠目から伝わることを重視したものですが、実際にポスターをご覧いただく機会がありましたら、ぜひ近づいて、目の前にある小さな手をとり、一緒にリボンをなぞってほしいと思います。 日本では憲法の改正に揺れ、世界では依然紛争が続く今日において、この作品がすべての子どもの権利の尊重と心身の健やかなる成長の一助となることを願います。
当連合会の選考委員の得票数が第1位となった作品であり、且つ大きなオレンジリボンがとても目を引き、児童相談所全国共通ダイヤルの『189』の番号と共に多くの方々に印象に残る作品となっているところが選考の理由となりました。
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<大和商事賞>
福田恵理 様 |
虐待が原因で家に帰りたくない子どもがいます。周りにいる私たち一人ひとりが気付くことが虐待防止につながることを表現し、また、イラストと構図で目を引くデザインを意識しました。
この度はこのような賞をいただき大変光栄です。 最近でも子どもにまつわる悲しい事件の報道を数多く耳にします。 オレンジリボンの活動がもっと多くの人に認知され、そのような事件がなくなる日を願っております。
「家に帰りたい子、帰りたくない子」という構図とキャッチコピーで虐待の有無が良く分かるポスターになっているところが良いと思いました。 また、この構図がとても目を引くデザインとなっており、虐待の気付きにつながると思い選定しました。
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<日本労働組会総連合会賞>
上田紫穂 様 |
周りの大人の勇気と優しさ溢れる行動が子どもだけでなく、虐待をしてしまう大人の傷ついた心も救うことが出来ることを表現しました。 オレンジを基調に繋がった親子の手や寄り添った表情から愛情や温もりを感じられるような暖かいイメージで制作しました。
この度は素晴らしい賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。 今回のポスター制作で初めてオレンジリボン運動のことを知り、少しでも力になれればと思い参加しました。 このポスターをきっかけに1人でも多くの子どもたちを救う手助けになればいいなと思います。
オレンジリボンの活動が、子ども救済だけではなく、虐待してしまう大人に対しても手を差し伸べていることがよく表現されています。また、オレンジリボン運動が親子の絆をより良いものにしていくのだろうという希望と優しさがあふれるイラストも選定させていただいた要因です。
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<東日本遊技機商業協同組合賞>
徳田敦彦 様 |
年々、増え続ける子どもへの虐待。そして当事者では解決の難しいこの問題。これを少しでも減らしていくことは周りにいる大人の責任であると考えます。そのために大切なことは、まず虐待に「気づく」ということ。そして「専門機関に連絡」すること。このことをしっかりメッセージすることをポイントとして制作しました。
オレンジリボン運動の主旨である「子どもの命と未来を虐待から守る」という活動に共感し、この取り組みを世の中にもっと知ってほしい。そして社会が一丸となって子どもを救わなければならない。という想いから応募しました。私の制作したポスターが少しでもその役割を担うことができれば幸いです。
作者が訴える「気付く」、「知らせる」をしっかりとメッセージとしている点に共感を覚えました。モノクロで彩られた少女の心が明るくなることを願うポスターとして選考しました。
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<フィリップモリス ジャパン賞>
大倉 智子 様 |
虐待を受けている子どもは毎日の生活を送ることが精一杯で、将来の幸せな夢を描けるほどの余裕がありません。そのような状況におかれている子どもたちが健やかに成長するために、オレンジリボンを通して、心から幸せに健やかに成長していってほしいとの願いから制作しました。
この度は素晴らしい賞に選んでいただき、ありがとうございます。 ポスターを通して多くの人にオレンジリボン運動の活動が伝わっていくこと、そして全ての子どもたちが権利の主体者であると認知され、子どもたちの人権が侵害されない社会が実現していくことを願います。
ポスターの中に描かれていたオレンジリボンが、子どもの明るいシンボルとして表現されており、その夢をオレンジリボン運動を通して守っていこう、という子どもの明るい将来へ向けたメッセージが、当社のオレンジリボン運動の目的と合致していました。メッセージを伝える絵も、そのメッセージを伝える媒体として、優しいパステルタッチが広く共感を得られると思います。
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<ペレ・グレイス株式会社賞>
守伸恵 様 |
オレンジリボンを目立たせて、子供の笑顔を守るあたたかいイメージで作成しました。 子供は将来どんな花も咲かせられる世の中の大切な宝です。 その素敵な花をからせてしまわないように、虐待から守り、虐待のない世の中になればと願います。
この度はこのような素晴らしい賞をいただきまして誠にありがとうございます。 多くの人がオレンジリボンのことを知り、虐待から子供達の笑顔が守られる事を祈っています。
暗いイメージを抱きやすい虐待を子どもの笑顔を守るという角度から表現されており、とても温かな気持ちになりました。
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全国児童養護施設協議会 会長 桑原 教修 様
いずれの作品もメッセージ性が強く、伝わりやすい内容のものが多かったように思います。甲乙つけがたいレベルだと思います。応募者には若い方も多くて、幅広い年齢層の方々が、こども虐待防止に関心をもたれていることが伺えました。
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読売新聞社東京本社 社会保障部長 山本 広海 様
全体的に温かみのある色合い、絵柄の作品が多く、深刻なテーマであることをストレートに感じさせない工夫が凝らされていて、感心しました。特にキャッチコピーは、考えさせられるもの、訴えかけてくるものが多く、社会全体で虐待防止に取り組んでいかなければいけないという思いを改めて痛感しました。
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NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク 理事長 吉田 恒雄
全体として、子どもと親に向けられたやさしい眼差しのトーンの作品が目立ち、社会全体で子どもと子育てを支えようという気持ちが伝わってきました。ユース部門には、全国から応募があり、ポスターコンテストの拡がりを感じました。
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NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク 理事 高祖 常子
今を生きている一般の方々に届く表現方法がたくさん見受けられました。いろいろな立場の方々が子ども虐待防止に心を寄せて参加してくださり感謝申し上げます。ポスターを見た方々が、子どもを虐待から守るために、自分に何ができるかを考えるきっかけになれば嬉しく思います。
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東京都 福祉保健局 少子社会対策部 様
選定させていただいた作品に限らず、出展されたどの作品も作成者の児童虐待防止に対する真剣さ・熱意が伝わるものであり、大変有意義なコンテストだと思います。
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株式会社アイビー化粧品 様
親と子のふれあい・関わりをイメージさせるポスターが多く、テーマが分かりやすいと感じました。視覚化するポスターは、オレンジリボンの啓発に欠かせないツールだと改めて感じています。
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公益財団法人SBI子ども希望財団 様
深刻な見ていて悲しくなるような作品よりも、優しく、温かい印象のポスターが多かったように思います。どの作品も、作者の伝えたいメッセージが込められていて、細部に渡り工夫がされていました。
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コミットコーポレーション 様
300を超える作品の傾向としてネガティブイメージは、感情に訴えかけやすい半面、暗いイメージ、ポジティブイメージは、感情に訴えるには弱いが、明るいイメージを与えます。近年は、ポジティブな作品が増えたように感じます。
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株式会社GSクラフト 様
今年度も、心を打つ作品が沢山あり、審査をもって自分自身も改めて児童虐待について考える機会を持つことが出来ました。また、実際に今の子どもたちは、どういったことを考え、作品を描いているのか、中学生以下のユース作品も拝見し、貴重な機会をもつことができました。
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全国遊技機商業協同組合連合会 様
今年度選考された作品は、文字にインパクトのある作品が多く見受けられ、作者の思いが言葉に表されている作品が非常に多く感じられました。また、やはりオレンジを基調としたデザインの作品が多く、どの作品においてもリボンの絆が重要であることが分かり、当連合会においても、作品を選考するにあたり、非常に迷うほど、優秀な作品が多かったです。
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大和商事株式会社 様
昨年に比べてデザイン性の高さに驚きました。また、キャッチコピーもオレンジリボン運動をよく理解し、考えられたものになっていると思いました。
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日本労働組合総連合会 様
今年度はやわらかい表現の作品が多く見受けられました。毎年、幅広い年齢の方々からの応募があり、感心の広がりを感じております。 オレンジリボン運動の更なる広がりにより、児童虐待防止が進むことを願ってやみません。
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東日本遊技機商業協同組合 様
初めて参加させていただきました。作品一つひとつに魂が込められているように感じられました。ポスターを見た方がオレンジリボン活動に関心を寄せて頂けるよう選考にも力が入りました。
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フィリップ モリス ジャパン株式会社 様
昨年は、やや暗いイメージで子どもへの虐待そのものに焦点をあてている作品が多かった印象でしたが、今年は色々な観点から問題をとらえ、考え、ポスターに表現されていました。メッセージも子どもの未来や、周りの一人ひとりの愛だったりと多岐にわたっていました。このことからも、世の中の関心が集まり、子ども虐待防止への意識が高まっていると感じ、このポスターコンテストの意義を感じました。
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ペレ・グレイス株式会社 様
一人ひとりの意識にしっかりと届くような、メッセージ性の高い作品に心打たれました。どの作品にも、作者それぞれのの思いを感じることができ、児童虐待防止、オレンジリボン運動への関心の高さに感動しました。
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